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2015年07月30日

【環 境】三菱重工環境・化学エンジニアリング、高座清掃施設組合から一般廃棄物焼却施設を受注


三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)は、神奈川県央部の3市で構成される高座清掃施設組合(海老名市)から、一般廃棄物焼却施設の建設・運営事業を受注した。245トン/日の処理能力を持つストーカ式焼却炉(※1)設備を建設し、20年間にわたり運営を請け負う。建設・運営を合わせた総事業費は289億円(税抜)で、施設の稼動開始は平成31(2019)年4月を予定している。

同組合は、海老名市と座間市、および綾瀬市のごみ・し尿処理事業を手掛けており、今回受注したのは「新ごみ処理施設整備・運営事業」で、設計・建設・運営を民間委託するDBO(※2)方式により、海老名市本郷に処理能力122.5トン/日の24時間燃焼式ストーカ炉2基を建設・運営する。既設ごみ焼却施設(処理能力150トン/日×1炉、200トン/日×1炉)の老朽化に対応し、代替施設を整備するものである。

今回の入札は、価格に加え、技術力・運営ノウハウといった要素についても審査対象とする総合評価方式を導入して実施。MHIECグループの提案が、同組合が設置した施設整備検討委員会において優秀提案に選ばれたものである。

MHIECは国内外でトップクラスの一般廃棄物処理施設の納入・運営実績を持っている。この実績をベースに、一般廃棄物の安定処理と再資源化に注力し、建設から運営を含めたソリューション提案を積極的に推進することで資源循環型社会づくりに貢献していく。

※1 ストーカ式焼却炉
耐熱金属の角材を並べた床の上で、廃棄物などの焼却対象物を突き上げることで移動させながら燃焼させる炉で、一般廃棄物焼却炉の主流

※2 DBO(Design Build Operate)
施設は自治体などの公共機関が資金を出して所有し、民間業者にその設計から運営までを委託する方式

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:27| 企業の取り組み 【機関別】