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2015年07月23日

【知 識】GEとドコモ IoT分野での業務提携に向けた覚書を締結


GEエナジー・ジャパン(以下 GE)とNTTドコモ(以下 ドコモ)は、GEの産業用機器向けワイヤレスルーター「MDS−Orbit(エムディエス・オービット)プラットフォーム(以下Orbit)」と、ドコモの通信モジュールを連携させた新たなIoTソリューションの提供について、業務提携に向けた覚書を締結した。

今回の覚書により、インフラ設備を有する民間企業や自治体等の顧客は、遠隔地の道路や橋梁、プラントや電気・ガス・水道等の設備にドコモの通信モジュールを内蔵したGEの「Orbit」を設置することで、インフラ設備の温度や振動等の稼働データをリアルタイムに監視することができる。

また、「Orbit」で取得したデータを、ドコモがIoTクラウドプラットフォーム「Toami」上で提供するアプリケーション等と連携させることで、顧客はインフラ設備の稼働データをスマートフォンやタブレット等を通じて管理し、故障防止に向けた予兆診断や老朽施設の保全に役立てることができる。クラウドを活用することで、顧客は少ない設備投資で、スピーディーな価値創造が期待できる。

GEが提供する「Orbit」は、産業用機器のデータ通信を行うための高度なセキュリティ技術とClass I Division2認証(※)を受けた堅牢な筐体を採用したワイヤレスルーターで、優れた耐環境性を有しているため、設置場所や地形等の環境に影響されることなく、セキュアな通信が可能。

※ 国際規格IEC500で定められた危険区域。Class I Division2とは、爆発の危険性物質が扱われている危険区域のうち、通常はコンテナなど密閉された場所または閉鎖的な空間で管理・処理されており、偶然の事故やコンテナ等の破壊、機器の異常等に依る以外、危険性物質が漏出されることのない場所を指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 知識