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2015年07月07日

【アジア】信越化学工業 中国で合弁会社を設立し、光ファイバー用材料の新工場建設

信越化学工業は、中国最大の光ファイバーメーカーであるYangtze Optical Fibre and Cable Joint Stock Limited Company(YOFC社)との間で、合弁会社を設立し中国湖北省に光ファイバー用プリフォームの工場を建設する。

工場建設にあたり、信越化学工業およびYOFC社は光ファイバー用プリフォームの製造および販売を手がける合弁会社を設立する。合弁会社の資本比率は、信越化学工業が51%、YOFC社が49%で、資本金は80億円。工場の立地場所は湖北省潜江市の工業団地で、工場は2016年末に稼動を開始する。

信越化学工業では、1983年より光ファイバープリフォームの生産販売を開始。現在、主力工場である鹿島工場(茨城県)から国内外の顧客に供給している。2010年には、中国で拡大する需要に対応するため同国江蘇省において中国Jiangsu Fasten Hongsheng Group Co.,Ltd.およびオランダTKH Group N.V.との3社合弁で光ファイバープリフォームの生産販売会社を設立。2012年に工場が生産を開始し、その後も順調に生産量を伸ばしている。

中国では、社会基盤の整備の進展に伴う通信データ量の増加により、光ファイバーの需要が大きく拡大している。中国向けの光ファイバー用プリフォームの販売強化に取り組んでいる信越化学と、光ファイバーおよび光ケーブルの生産および販売を拡大したいYOFC社との意向が一致し、今回の合弁会社の設立に至った。中国で生産されている光ファイバーは、中国のみならず世界へ供給され、市場規模は世界市場のおよそ5割を占めており、更なる市場の伸びが見込まれている。信越化学工業は今後も市場の拡大に応じた事業展開を推進していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア