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2015年06月26日

【物 流】 国交省 圏央道の神崎IC〜大栄JCT間開通後のストック効果を公表


平成27(2015)年6月24日、国土交通省は圏央道の神崎インターチェンジ(IC)〜大栄ジャンクション(JCT)間が同月7日に開通してからのストック効果を公表した。

圏央道は、都心から半径約40〜60kmの位置に計画されている総延長約300kmの環状の自動車専用道路で、首都圏の道路交通の円滑化と沿線都市間の連絡強化等を目的としている。現在までに約230kmが開通している。

国交省の発表によると、圏央道の開通後は走行性の向上や移動時間の短縮といった効果があった。沿線に立地する企業にヒアリングしたところ、圏央道の開通を見込んで新たな物流施設を建設していることや、圏央道を走行すると振動や揺れが少ないため精密機器をスムーズに輸送できるようになったことなど、企業活動への貢献が見られることがわかった。また、成田市にある企業拠点からつくば市へ行くのに、一般道経由では約90分かかっていた移動時間が圏央道を走行することで約50分となり、約40分も短縮したという。

この他、沿線道の駅への来場者数が2割増加したことや、成田空港からのアクセス向上による集客への期待といった地域経済への効果も見受けられた。成田空港から観光地への移動時間は、成田空港と足利方面間が41分の短縮、成田空港と茨城・水戸方面間が13分の短縮となった。

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投稿者:gotsuat 09:53| 行政関連