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2015年06月12日

【物 流】鉄道コンテナを広告として活用 トランスポートメディア事業開始


JR貨物の子会社、ジェイアール貨物・南関東ロジスティクス(S-KL)と日本事業者団体連合会(JBF)は、平成27(2015)年7月1日から鉄道貨物用コンテナを活用した「トランスポートメディア事業」を共同で開始する。同事業は、両者がそれぞれ貨物鉄道事業の利用拡大と社会貢献活動の一環で鉄道コンテナを活用した事業展開を目指すことで共通的な認識が一致したため、実施されることとなった。

両者はトランスポートメディア事業を「輸送事業と広告事業のコラボレーション」としており、PR広告を印刷した鉄道コンテナ、通称「メディアコンテナ(メディコン)」の集荷・配達などを行う。メディコンは日本全国の鉄道貨物駅へ郵送するため、地域を限定せずに幅広くアピールできる点や、集荷配達中に広告活動ができるなどの特長がある。鉄道コンテナを広告として貸し出すのは、日本で初めての取り組みだという。

使用するメディコンは最大積載が約8.3トンの30フィートコンテナで、印刷できるのはメディコンの側面2面、妻面1面、計3面の約50uとなる。料金は基本パックとしてメディコン1個につき150万円(税別)で、印刷代や集荷・配達などに使われるPR活動中のトラック費用(3日分)等が含まれる。なお、鉄道輸送にかかる料金は輸送距離が異なることからオプション扱いとなる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者