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2015年05月28日

【流 通】トーマツ マーケティング投資最適化アナリティクスの提供開始


トーマツは、2015年5月より「オムニチャネルマーケティング投資最適化[M−SOS(Marketing Spending Optimization System) for Omni Channel]」アナリティクスの提供を開始する。デロイトがグローバルで推進する「デロイト アナリティクス」の新サービスとして日本市場に合わせ日本独自で開発したコンサルティングサービスで、マーケティング投資最適化を図る企業経営を支援する。デロイト トーマツ独自のアナリティクス手法を用い、マーケティング投資の最適配分や投資変化による売上高インパクト推計を行うことで、オムニチャネル時代への適応に必要な経営視点のマーケティング戦略意思決定を科学的にサポートする。

消費行動の変化に対応すべく、様々なチャネルを活用して顧客との接点・販売機会をつくるオムニチャネルに対応したマーケティングへの転換が進んでいる。それに伴い、マーケティング施策のROI(投資効率)が複雑化し、従来とは異なる包括的な投資戦略へ変革が求められている。また、マーケティング最高責任者(CMO:Chief Marketing Officer)や経営陣にとっては、近年、企業の損益計算書の費用項目へのインパクトの大きいマーケティング販売促進費用に対して、財務観点でのROIの説明責任が増しており、投資変化による売上へのインパクトを予測した上で、新たな戦略判断をしていく必要がある。

マーケティング・営業関連分野における最も重要なアナリティクス活用領域のひとつに「イノベーションと投資機会の発見」があげられ(「グローバル アナリティクス サーベイ 2013」(※)より)、世界的に客観的指標にもとづく意思決定が求められている。そこで、同サービスは、オムニチャネル化という構造変化を新たなマーケティング投資機会として捉え、デロイト トーマツ グループ独自のアナリティクスで支援し、経営観点のマーケティング投資意思決定へとつなげる。

今回提供を開始するサービスには、マーケティング投資戦略上の課題を解決し、新たな経営観点のマーケティング投資戦略を導き出す3つの特長を有する。

(1)経営観点のROI:独自フレームワークを用いて経営戦略をKGI(重要目標達成指標)、KPI(重要業績評価指標)に落とし込み、各マーケティング活動のROI(投資対効果)を算出。
(2)顧客セグメント単位での最適投資配分:収益を最大化する最適投資配分モデル(マーケティングミックスモデル)を算出。
(3)投資変化による売上高インパクトを推計:販売予測シミュレーションを行い、投資変化による売上への影響を算出。


※ グローバル アナリティクス サーベイ 2013
2012年4月25日〜9月19日に、北米、英国、アジアの100社以上の調査回答をまとめたもの。金融、テクノロジー、コミュニケーション、エンターテイメント、ヘルスケア、消費財/小売、エネルギー、製造に関する企業や、政府機関、非営利団体に所属するアナリティクス最高責任者に対する定量調査、ならびに、米国、カナダ、中国、英国の企業35社のシニアエグゼクティブに対する個別インタビューを実施した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:37| 流通