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2015年05月19日

【知 識】住友重機械搬送システムと三菱重工マシナリーテクノロジー 産業用クレーン事業統合


住友重機械搬送システムと三菱重工マシナリーテクノロジーは、産業用クレーン事業の事業譲渡に関して吸収分割契約書を締結した。

国内の産業用クレーン事業は、短期的には機種毎の市況変動は大きいものの、長期的なトレンドとしては港湾、造船、鉄鋼、電力といった国内産業の収縮に伴い、成熟市場としての対応が求められていく。一方、海外の産業用クレーン事業は、アジア中心に成長傾向にあるものの、海外企業との競争激化が進んでおり、市場選択と差別化がより一層重要になってきている。このような状況のなか、両者は、それぞれ得意とする産業用クレーン機種にリソースを集中する方向で、事業競争力を強化してきた。

両社は、今回の吸収分割により、機種およびサービスのラインナップを拡充するとともに、両社が持つ技術力・ノウハウを融合し、経営資源を最適配置することで、国内市場での対応力を強化していく。さらに、将来的には成長原資を海外や新製品・事業に投入することで、持続的競争力を有する産業用クレーン事業を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:16| 知識