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2015年05月11日

【流 通】DNP 企業のサービス会員の“価値観”を簡単に判別するサービス開始


大日本印刷(以下:DNP)は、生活者や会員向けの事業を行う企業向けの新サービスとして、生活者の“価値観”を判別する「価値観クラスター判別API(※)サービス」を5月8日より開始した。このサービスでは、「DNP生活者情報活用支援サービス 生活者DNA・商品DNA」と、「DNPレシート読み取り家計簿アプリ レシーピ!」を連動させてデータの分析精度を高める取り組みを行う。また、「レシーピ!」ユーザーには、アプリ内で簡単なアンケートに答えて診断する「お買い物タイプ診断」を提供する。


価値観クラスター判別APIサービスでは、企業の顧客(生活者)を10設問34項目のアンケートに対する回答から5つの基本クラスター(集まり)もしくは21の応用クラスターに分類し、その生活者の“価値観”を判別する。このサービスを利用する企業向けに、ネットワークを通じてDNPの価値観クラスターを判別する機能を利用するためのAPIを提供する。このAPIサービスを利用することで、アンケート回答者の価値観クラスターを即時に判別することができます。このサービスを利用する企業は、自社の顧客の“価値観”をより精緻にとらえることが可能になり、マーケティング活動の質の向上につなげることができる。また今回は、「レシーピ!」の「お買い物タイプ診断」のデータも反映して価値観クラスターを分類し、価値観クラスターの分析精度を向上させる取り組みを行う。

DNPは15,000人の生活者を対象に、購買行動やメディア利用、ライフスタイルなどの約1,000項目の調査を行い、その結果をもとに「価値観データベース」を構築している。このデータベースを活用して企業の顧客(生活者)をDNP独自の「価値観クラスター」に分類するサービスを提供する。

DNPは、企業の持つ顧客情報やID−POS情報、SNSなどを「価値観クラスター」と連携させることで、さまざまなシーンでの生活者の“価値観”やライフスタイル、購買傾向を分析し、マーケティングデータとして提供する。さらに、生活者の“価値観”に応じて企業のプロモーションを最適化することで、企業や商品のブランド価値や費用対効果の向上につなげていくとともに、商品開発、店舗開発などの事業活動の支援も行う。

※API(Application Programming Interface)
あるソフトウェアの機能や管理するデータなどを、他のソフトウェアが利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。Webサービスの機能を外部から利用するためのインターフェース

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| 流通