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2015年05月08日

【知 識】日本製紙と三菱商事 石炭・バイオマス混焼火力発電設備の建設・運営会社設立


日本製紙と三菱商事は、宮城県石巻市で石炭・バイオマス混焼火力発電設備を建設・運営する発電事業会社「日本製紙石巻エネルギーセンター(仮称)」(以下、新会社)を設立することで合意した。

新会社は、日本製紙石巻工場が保有する雲雀野(ひばりの)用地内に発電設備を設置すru
。発電設備の運転および保守は日本製紙が受託し、電力はPPS(特定規模電気事業者)に販売する。事業開始は2018年3月を予定している。

宮城県石巻市は東日本大震災で津波による大きな被害を受けた地域であり、日本製紙の洋紙事業の中核を担う石巻工場も操業全停止を余儀なくされたが、その後、設備の復旧を進め、震災から約1年半後、2012年8月末に完全復興を果たした。

日本製紙はグローバルな総合バイオマス企業として現在事業構造転換に取り組んでおり、紙だけでなく、成長が見込める分野でのビジネス展開を進める中で、工場の立地優位性と長年培ってきた発電設備の操業技術、国内外での燃料および木質バイオマスの調達優位性を活用し、エネルギー事業の拡大に力を入れている。石巻工場では、洋紙事業以外にリサイクル事業も手掛けており、さらに発電事業を興すことにより電力の安定供給に貢献するとともに、東北近隣の林業振興、地域社会の発展に寄与する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:44| 知識