<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年04月23日

【環 境】川崎市と東芝 再生可能エネルギーと水素を用いた自立型エネルギー供給システムの運転開始


川崎市と東芝が川崎市臨海部の公共施設「川崎市港湾振興会館および東扇島中公園」で設置を進めてきた再生可能エネルギーと水素を用いた自立型エネルギー供給システム「H2One(エイチツーワン)」が完成し、運転を開始した。

「H2One」は、太陽光発電設備、蓄電池、水素を製造する水電気分解装置、水素貯蔵タンク、燃料電池などを組み合わせた自立型のエネルギー供給システムである。太陽光発電設備で発電した電気を用い、水を電気分解することで発生させた水素をタンクに貯蔵し、電気と温水を供給する燃料電池の燃料として活用する。水と太陽光のみで稼働できるため、災害時にライフラインが寸断された場合においても、自立して電気と温水を供給できる。周辺地域の帰宅困難者の一時滞在施設に、貯蔵した水素を使い、300名に約1週間分の電気と温水を供給することができる。さらに、コンテナ型パッケージとなっているため、トレーラーでシステム自体を被災地に輸送することも可能。 平常時には、水素の製造量、蓄電量、発電量などを最適に制御する水素エネルギーマネジメントシステム(水素EMS)により、電力のピークシフトおよびピークカットに貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 企業の取り組み 【機関別】