<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2015年04月22日

【物 流】JR貨物 「2014年度の輸送実績」を発表


JR貨物は平成27(2015)年4月15日、平成26(2014)年度の輸送実績を発表した。コンテナは2,154万2千トン(前年比0.1%増)、車扱877万トン(7.6%減)、合計3,031万2千トン(2.2%減)だった。

平成26(2014) 年度は、10 月の台風18 号の上陸に伴う東海道線の不通のほか、台風8・11・19号(7 月中旬、8 月中旬、10 月中旬)の接近・上陸に伴う輸送障害や12 月に爆弾低気圧による輸送障害が発生した他、6 月の江差線における貨物列車の脱線事故、7 月の中央西線不通の影響等により、高速貨2,034 本、専貨170 本が運休した。

荷動きについては、上期は前年を上回って推移したものの、下期に入り、台風18 号による東海道線の不通、景気回復の停滞感による生産減、前年3月は消費税増税前の増送のことから、年度全体では前年を下回った。

コンテナは、農産品・青果物については北海道産の玉葱を中心とした野菜類、また、民間流通米および政府米(飼料米)が増送となった。食料工業品においては新潟地区の菓子類が好調な発送を継続、紙・パルプ、積合せ貨物、化学薬品については前年を上回った。一方で、自動車部品の現地調達化、また、家電・情報機器(白物家電)、化学工業品(洗剤等)が消費税増税後の反動による買い控えにより減送となった。

車扱では、北海道地区の石油輸送終了、暖冬による石油関係の需要減により、全体で前年比92.4%となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:42| 物流事業者