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2015年04月21日

【物 流】JR貨物 平成27(2015)年3月分の輸送動向


日本貨物鉄道(JR貨物)は平成27(2015)年3月分の輸送動向を公表した。

これによると、同月は発達した低気圧接近による暴風雪の影響に加え、羽越線での強風、東海道線で発生した人身事故が影響し、高速貨57本が運休となった。(前年は高速貨59本、専貨2本)

コンテナ貨物は、全体では前年比116千トン減の2,037千トン(前年比94.6%、前々年比106.5%)となった。前年比を割った理由として、平成26(2014)年3月が消費税増税前の駆け込み需要が頂点に達していたことが考えられる。品目別に見ると、北海道産の玉葱を中心に野菜類の出荷が好調であった農産品・青果物では、前年比4千トン増の175千トン(前年比102.2%)、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物は、前年比2千トン増の229千トン(同100.8%)となり、ともに前年を上回った。それ以外の品目は前年を下回ったが、大半が前々年を上回った。前年実績と比べて減少した主な品目は以下の通り。

◎減少した品目
 家電・情報機器…… 40千トン(前年比79.7%、10千トン減)
 自動車部品………… 65千トン( 〃  83.5%、13千トン減)
 化学工業品…………186千トン( 〃  90.4%、20千トン減)

車扱は、全体では前年比203千トン減の755千トン(前年比78.9%)となった。車扱では150m レール輸送が開始となったものの、北海道の石油輸送が終了したことも影響した。品目別では全ての品目で前年を下回った。減少した主な品目は以下の通り。

◎減少した品目
 石油…………………505千トン(前年比74.6%、172千トン減)
 車両………………… 81千トン(  〃 88.0%、 11千トン減)
 セメント・石灰石…121千トン(  〃 90.3%、 13千トン減)

コンテナ貨物と車扱貨物の合計では、前年比318千トン減の2,792千トン(前年比89.8%、前々年比101.8%)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:53| 物流事業者