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2015年04月17日

【環 境】DNP 瓶や缶の代替になる刺激の強い内容物に適した高耐久性包材を開発


大日本印刷(以下 DNP)は、殺菌などに使用する高濃度アルコールなどの医薬品やアルカリ、酸、香料など、刺激性の強い内容物に対して優れた耐久性を持つ「DNP耐内容物包材(ラミキープ)」を開発した。缶やガラス瓶に代わる包装材料として平成27(2015)年4月に販売を開始する。

近年、缶やガラス瓶から、より使いやすく廃棄が容易なプラスチックフィルムを使用したパッケージへの移行が進んでいる。しかしプラスチックのパッケージは、高濃度のアルコールやアルカリ、酸、香料など、内容物の刺激の強い成分によってフィルムの侵食や貼り合わせてあるフィルムの剥離が発生して、内容物が漏れたり、開封しにくくなるといった課題があった。この課題に対して、DNPは耐久性に優れた包装材料の開発に取り組んでおり、アルコール度数が70%程度の内容物に耐えられる「DNP耐内容物包材(ラミキープ)」を平成19(2007)年に開発。今回、材料および製造方法の改良により、アルコール度数が99.5%まで対応できるよう、耐久性を高めることに成功した。高濃度アルコールだけでなく、その他の刺激の強い内容物にも対応できる耐久性に優れた包材として提供していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】