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2015年04月16日

【流 通】東急電鉄 ヘッドマウントディスプレイを装着する運転シミュレータを開発


東京急行電鉄(以下 東急電鉄)の連結子会社 東急テクノシステム(以下 東急テクノシステム)は、現実の走行環境に極めて近い研修の実現を目的に、鉄道業界では初となるヘッドマウントディスプレイを用いた運転シミュレータを開発した。開発にあたり、東急電鉄は東横線の映像提供などで協力している。

今回開発されたシミュレータは、体験者がヘッドマウントディスプレイを装着すると、現実の走行環境をCGで再現した360度の仮想空間内で研修が行える「体感型教材」で、本番さながらの臨場感と緊張感が味わえるほか、従来の大型シミュレータに比べて半分以下のスペースで設置でき、導入コストも約30%削減できる。

東急テクノシステムは、シミュレータをはじめとした電子教材製作のほか、車両、バスの改造工事、電気設備工事など、鉄道を中心とした交通インフラを総合的にサポートする事業を展開しており、2015年で創立75周年となる。今後は運転士、車掌、駅係員、保線作業員、電気設備作業員など、鉄道・軌道事業者向けのみならず、交通誘導員向けの教育教材など、幅広く「体感型教材」を開発していく予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 11:27| 流通