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2015年04月02日

【物 流】国土交通省 自衛官の物流業への再就職の円滑化に向けた取り組みを公表


国土交通省(国交省)は、平成27(2015)年3月20日に退職自衛官の再就職を促進するための取り組みを公表した。

物流業では、技能人材などの即戦力となる人材の確保を図っていくことが重要な課題となっている。一方自衛官には、大型自動車免許、けん引自動車、フォークリフトといった物流業に有用な免許・資格を有する人材が多い。しかし若年定年、または任期満了により毎年多数の退職者が出ており、様々な企業に再就職している。

このような状況を踏まえて、退職した自衛官の物流業への再就職を円滑にし、必要な人材の確保を図るために、次のような取り組みを推進する。

1.物流事業者団体が傘下事業者の求人票を取りまとめて一括して自衛隊地方協力本部等へ提出することができる枠組みを新設するとともに、国交省と防衛省において関係団体に周知する。同年3月20日付けで、日本物流団体連合会(物流連)および全日本トラック協会(全ト協)の会長に向け通知を発表した。運用は同年度より開始される。

2.物流連および全ト協において、傘下事業者に対し、退職自衛官の再就職制度や求人のポイントを同年度中に周知する。

3.国交省および物流連は、退職自衛官が物流事業者へ再就職する前に取得しておくと有利な資格を調査し、同年度中に防衛省に情報を提供する。提供された資格の中で、自衛隊での訓練課目になっていないものがある場合、防衛省において当該課目への追加の適否を検討する。

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投稿者:gotsuat 09:42| 行政関連