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2015年04月03日

【アジア】旭硝子 ベトナムで塩化ビニル樹脂の生産能力増強

旭硝子(AGC)は、ベトナム国内における塩化ビニル樹脂(PVC)への旺盛な需要に対応するため、同国でPVC事業を行う子会社のフーミー・プラスチック・アンド・ケミカルズ社(以下 PMPC社)の設備能力を増強する。設備の稼動開始は2016年初頭を予定しており、PVCの生産能力は現行の年間10万トンから約15万トンに拡大する。 またベトナムおよびインドネシアでの能力増強により、AGCグループの東南アジアにおける生産能力は年間約70万トンになる見込みである。

ベトナムは、タイとインドネシアに次ぐ東南アジア第3位のPVC市場であり、その需要はGDP成長率並みに伸長している。2014年に買収完了後、PMPC社は安定した事業運営を行っており、同設備投資によって今後も成長の見込まれるベトナムPVC市場での事業基盤を更に強化していく。また設備完成後は、現在、生産能力を増強中であるインドネシアの同社子会社アサヒマス・ケミカル社からPVCの原料である塩化ビニルモノマー(VCM)を調達する予定である。

AGCグループは新経営方針AGC plusの下、東南アジアにおけるクロール・アルカリ事業に注力している。グループ内の連携を高め、東南アジア地域でクロール・アルカリ事業の一貫生産体制を構築することで、域内での競争力を強化し、市場シェアを拡大していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:28| アジア