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2015年03月18日

【流 通】富士電機 アイスランドで地熱発電所の発電設備を受注


富士電機は、アイスランド共和国セイスタレイキル地熱発電所向けに発電設備を受注した。

この案件は、アイスランド電力公社(Landsvirkjun)から、独バルケデュール社(Balcke−Durr GmbH)と共同で受注したものであり、富士電機は蒸気タービン・発電機を設計・製造・供給し、アイスランド現地にて据付・試運転の後、アイスランド電力公社に引き渡しをする。

地熱発電は、地中の蒸気・熱水という再生可能エネルギーを用いながら、安定的に電力を供給するベース電源として活用することが可能であり、アイスランドをはじめ地熱資源賦存量の多いアジア・アフリカ・中南米、さらには日本で地熱発電所の開発プロジェクトが進行している。

富士電機は、1960年以来、国内外で71台、2,787MW(うちアイスランド 6台、219MW)の地熱蒸気タービン発電設備を納入しており、2004年〜2013年の10年間の納入実績は21台、1,068MWで世界シェア1位(40%)。今後も、地熱発電特有の耐食(耐腐食・耐侵食)技術や豊富な実績に裏打ちされた信頼性の高い発電設備・サービスの提供を通じて、顧客のニーズに応えるとともに、低炭素社会等の社会的要請に貢献していく。

アイスランドは、再生可能エネルギーを積極的に活用しており、年間発電量の99%超を再生可能エネルギー発電が担っている。地熱発電の割合は、水力発電に次ぐ27%超であり、今後も世界第6位の地熱資源賦存量(出典 石油天然ガス・金属鉱物資源機構)を背景に、複数の地熱発電所建設が計画されている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:39| 流通