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2015年03月10日

【物 流】物流連 第9回「経営効率化委員会」を開催


平成27(2015)年2月24日、日本物流団体連合会(物流連)は第9回「経営効率化委員会」を開催した。

同委員会では、サイバーセキュリティに関する講演会が行われた。これは「サイバーセキュリティ基本法」 が制定・施行されたことや、同法律が物流を重要インフラ事業の一つとし、計画的な取組みを求めていることを考慮して行ったものである。講演は「我が国の重要インフラにおけるサイバーセキュリティ対策」と「我が国のサイバーセキュリティ分野における最近動向」の2つが行われ、政府が取組みを進めている対策や策定した計画、サイバー空間における社会の依存度が高まるなか、様々な攻撃事例が生じていることなどの説明があった。

このあと、同委員会の下におかれた二つの小委員会の活動報告とその審議が行われた。

一つ目の「労働力問題小委員会」は、労働力不足の深刻化を見込んで再設置されたもので、今回は労働力不足への対応策6つ(若者の採用、女性の活用など)について討議を行ってきたことと、課題解決へ向けて中長期的な視野のもとに多様な取組みを積み重ねていくことの重要性が報告された。女性や高齢者などより幅広い層が活躍するために作業を効率化させることは不可欠で、来年度は一貫パレチゼーションの取組みについて改めて検討することが提案された。

二つ目の「山間過疎地における輸送の維持・確保に関する小委員会」は山間過疎地において物流サービスの今後の維持のあり方などについて検討することを目的としたもので、今回は調査検討報告書の概要について説明があった。NPO等の団体と物流事業者が連携し、このような地域の輸送の維持・確保を図る複数の事例が紹介され、今後は地域の特性に応じて具体化を進めるために、モデル事業を行うことが望ましいとされた。加えて国土交通省が平成27(2015)年度にモデル事業の実施を検討中であることも紹介され、その実現を期待する声があがった。

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投稿者:gotsuat 09:40| 物流事業者