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2015年03月09日

【物 流】国交省 「物流事業者におけるKPI導入のあり方に関する検討会」を開催


平成27(2015)年2月27日、国土交通省は第3回「物流事業者におけるKPI(※)導入のあり方に関する検討会」を開催し議事概要を発表した。検討会では同年1月20日〜2月5日に行われた「物流事業者におけるKPI活用・普及に関するアンケート調査」の結果が公開された。

調査結果によると、社内においてKPIを「利用している 又は ほとんどの業務で利用している」と回答したのは54.4%であった。また、KPI導入に際して苦労した点及び対応方法として、「メリットを従業員に伝えることが困難だった(40.3%)」、「経営層と現場との調整が困難だった(22.4%)」などが挙がり、その対応方法にはそれぞれ「現場に出向き、繰り返し説明する」、「定期的に全社会議を実施する」などが挙げられた。

また、「荷主等に起因する問題は物流改善における課題である」との認識を持つ事業者は89.3%に昇り、中でも「業務・貨物の急な追加・キャンセル」、「納品先での長時間待機」、「納品先での煩雑な付帯作業」の3項目に対して高い問題意識があることが分かった。加えて、問題解決に向けた荷主の協力姿勢を「まあ協力的である」とした事業者は49.1%である一方、「あまり協力的でない」とした事業者は42.2%で、双方ともに4割を超えている。

今後は第4回検討会を同年3月下旬に開催を予定しており、KPIの設定及びKPIの活用方法についてとりまとめ、普及方針の検討につなげるとしている。

※ KPI
Key Performance Indicator(s) 重要業績評価指標
企業目標等を実現させるため、業務プロセス等のモニタリングに用いる指標

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:42| 行政関連