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2015年03月04日

【流 通】日立 タブレットでの営業活動を支援するクラウドサービスの提供開始


日立製作所(以下 日立)は、タブレット端末を活用した営業活動を支援する「金融機関向け日立モバイルクラウドサービス」を開発し、2015年3月1日から提供開始した。

近年、金融機関では店舗外での業務が多い営業部門を中心に、携帯性に優れたタブレット端末の導入が急速に進められている。より機動力のある営業活動を行うため、従来の店舗外からのイントラネットやメールの閲覧、スケジュール管理といった基本的な機能の利用から、金融商品の説明や各種試算といった提案活動、申込手続きなど顧客へのサービス品質と業務効率の向上を支援する用途へと、利用ニーズが拡大している。
 
一方、タブレット端末の利用にあたっては、システムの導入・運用に必要となる時間やコストの低減が課題となっている。また、店舗外で端末を利用する際に、通信環境が不安定な場所でも安定的に業務を行うことができるシステム環境の実現が求められている。

今回、日立が提供を開始する「金融機関向け日立モバイルクラウドサービス」は、金融機関の営業活動などをタブレット端末で行うためのシステム基盤とWebアプリケーション群をクラウド形式で提供する月額課金制のサービス。金融機関でのタブレット端末の導入・運用から営業活動に至る一連の業務を支援し、顧客へのサービス品質と業務効率の向上を実現する。
 
「金融機関向け日立モバイルクラウドサービス」では、金融機関は新たに専用のシステムを構築することなく、低コストかつ短期間で導入することが可能である。オプションとしてタブレット端末やインターネット接続、ヘルプデスクなどの機器・サービスも提供するため、各金融機関は業務上のニーズに応じて最適なシステム環境を利用することができまる。また、同サービスで提供するWebアプリケーションは、店内外においてタブレット端末でのローンや投資信託といった金融商品の提案や申込手続き業務を支援する。仕様を柔軟にカスタマイズできる上、オフライン環境で利用可能であると同時に、高いセキュリティも確保している。今後、金融機関の既存の業務システムと連携することで、タブレット端末上での、顧客情報の照会から申込み手続きまでの一連の業務取引を実現していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:34| 流通