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2015年02月23日

【アジア】王子グループ ミャンマーにパッケージング事業の新工場建設


王子グループは、ミャンマーに現地法人を設立し、ヤンゴン郊外のティラワ工業団地内に、段ボール加工を含む総合パッケージング事業を行う新工場を建設することを決定した。

王子グループは事業構造転換の一つとして、東南アジアおよびインドへのパッケージング事業の積極的な展開を行っている。ミャンマーは2011年の民政化以降、豊富な天然資源を背景に、世界各国から事業投資先として注目を集め、急速に経済発展が進んでいる。とりわけ、経済の中心地であるヤンゴンには、繊維・縫製業や飲料・加工食品事業等の進出が続いており、その中でも日本・ミャンマーの共同事業体が開発するティラワ工業団地では、日系企業を中心として、さらなる事業進出が加速していくことが見込まれている。

一方、ミャンマーでは電力・水・道路といったインフラの整備や、裾野産業の成長が今後の課題となっている、包装材分野においても近代的な加工設備を持つサプライヤーは限られており、特に高級品、輸出向けへの包装需要に対応できる現地企業が大幅に不足している状況である。王子グループは、ヤンゴン市内のミンガラドン工業団地において、2015年年5月に段ボール工場(Oji GS Packaging(Yangon)社)を稼働させる予定で準備を進めているが、ティラワ工業団地においても、総合パッケージング会社としてこれまでに培った技術・事業ノウハウ・人材を投入し、国際レベルの包装材のワンストップセンターの設立を考えている。これにより今後、より高い包装品質を求め顧客のあらゆる需要に対応し、ミャンマーの経済発展および生活の向上に貢献していけるものと考えている。

王子グループは現在、東南アジアにおいて20ヵ所のパッケージング事業拠点があり、建設中のベトナムとミンガラドン工業団地の2工場と合わせ、全部で23の製造拠点となる予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:28| アジア