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2015年02月17日

【アジア】電通 印・総合デジタルエージェンシーを買収

電通の海外本社 電通イージス・ネットワークは、インドの総合デジタルエージェンシー「WATConsult」(以下 WATコンサルト社)の株式90%を取得し、今後段階的にシェアを拡大し最終的には100%まで取得することにつき、同社株主と合意した。

2007年設立のWATコンサルト社は、ソーシャルメディア領域に強みを持つ企業としてスタートしたが、現在はインド有数の総合デジタルエージェンシーへと成長している。インド全土でビジネスを展開し、70社を超えるグローバル&ナショナルクライアントに対し、デジタルクリエーティブ、デジタルメディア広告枠の買い付け、ソーシャルメディアやデジタルメディアを活用したキャンペーン展開、ウェブやデジタルアプリ/デジタルビデオの制作、オンライン・レピュテーション・マネジメントなど多岐にわたるデジタル・コミュニケーション・サービスを提供している。

このサービスには定評があり、インドの有力広告賞であるIDMA(インド・デジタル・メディア・アワード)の「ベスト・バイラル・マーケティング・キャンペーン賞」や、最も急成長したテクノロジー・スタートアップ企業に贈られる「レッド・ヘリング・トップ100・アジア賞」など、数多くの賞を受賞している。加えて、創業者兼CEOのRajiv Dingraは、インドを代表するデジタル界の起業家として、またソーシャルメディア領域の話題を提供するオピニオンリーダー、ブロガーとして名を馳せている。

インドにおける電通グループは、すでにフルサービス体制を整備しているが、今回の買収により、デジタル&ソーシャル領域における事業基盤とサービス提供能力が格段に強化されることになる。同社グループは買収後のWATコンサルト社を、グローバルネットワーク・ブランドのひとつであるIsobar(アイソバー)のネットワークに組み込んでいく。ブランド呼称を“WATConsult−Linked by Isobar”(WATコンサルト・リンクト・バイ・アイソバー)とし、グループ各社との連携を強化することで、インドでの成長戦略を加速させる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:33| アジア