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2015年01月28日

【知 識】三菱レイヨンと日東電工 水処理市場で戦略的パートナーシップ合意書を締結


三菱レイヨンは、世界市場における水環境事業の発展拡大を図るため、日東電工と排水処理及び排水再利用市場における戦略的パートナーシップ合意書を締結した。

三菱レイヨンと日東電工は長年、水処理事業において両者の保有する技術、ノウハウを共有し、新製品の共同開発や精密ろ過膜の海外販売を軸とした協力関係を築いてきた。こうした連携をさらに強化するため、再生水市場において高い成長率が見込まれる中国ならびにインド・中東地域をはじめとしたグローバル・バリューチェーンの強化を推進していた両社の狙いが合致し、全面的な戦略的パートナーシップへと押し上げることで合意した。

水処理市場は世界的な人口増加や経済成長による水不足、水質悪化を背景に拡大している。その中でも再生水市場は海水淡水化に比べ低コストで導入可能であり環境負荷も少ないことから工業排水、生活排水向けに需要が伸びている。このような需要の拡大に合わせて、両社の共同開発する製品を今後5年以内に水処理量5,000m3/日以上の大型受注50件を目標に世界の再生水市場への展開を目指す。

三菱レイヨンは、水環境事業をグローバルに展開し、MBR(膜分離活性汚泥法)による再生水事業、産業・医療分野で活用される中空糸膜フィルター《ステラポアー》、浄水器《クリンスイ》を主力事業・主力製品としている。今回の合意により、このうち再生水事業において、三菱レイヨンMBR製品と日東電工が世界的に高い市場シェアを誇る逆浸透膜の組み合わせによる製品・サービスの共同開発や各地域への販売ルート等のリソースを最大限活用する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:37| 知識