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2015年01月22日

【物 流】物流連 第2回東京五輪に伴う大規模施設対策等小委員会を開催


平成27(2015)年1月16日、物流連(日本物流団体連合会)は、第2回オリンピック・パラリンピックに伴う大規模施設対策等小委員会を開催した。第1回小委員会での決定に基づき、施設への荷物搬出入の際の問題点をアンケート調査し、その回答について議論するとともに、問題点を検討する意義についての確認が行われた。

アンケート調査によると、搬出入における問題点は主に以下の4点が挙げられた。
・建物の高さ制限により車両の通行に支障があり、積替えなどが必要となる。
・荷捌場が狭い・駐車場の不足などにより、建物外での作業や二人での乗務が必要となる。
・貨物用エレベーターが無い、もしくは不足しており、長い手待ち時間が発生する。
・建物内の搬出入経路が不明確であったり、人の導線との交錯が多いなど、業務に支障が生じる。

また、実際に大型商業施設で行われている事例として、施設周辺の渋滞を緩和する工夫などへの取り組みが紹介された。

最後に、施設への荷物搬出入の際の問題点を検討する意義については、「大規模施設の建設に当たって行う物流への配慮は、建物内における円滑な物流を実現するだけでなく、建物の所有者・運営者、建物の利用者、地域社会にも利益をもたらす環境を作り出し、社会全体に貢献するものである。」と確認された。

今後、問題状況や検討の意義を踏まえ、年度内に大規模施設建築手順のあり方などについて中間報告をとりまとめ、発信していくこととなった。

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投稿者:gotsuat 09:38| 物流事業者