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2015年01月20日

【流 通】日本生命 保有投資用ビルにおける震災時の対応強化


日本生命は、同社保有の投資用ビルにおける震災時の対応強化として、建物安全度判定サポートシステム「q−NAVIGATOR」導入に、今般、着手した。「q−NAVIGATOR」は、小堀鐸二研究所、Takusuの2社が開発し、パナソニック システムネットワークスが全国的な設置工事・保守・監視等を行っている。

「q−NAVIGATOR」導入により、地震発生後概ね10分程度で建物構造の安全性を推定することが可能になる。これまで製品化されているシステムは、主に超高層ビル向けで、対象に一定の制限があるものが大半だった。「q−NAVIGATOR」は、ビルの高さによらず、中低層のビルに対しても導入が可能であり、今後、同社が全国に保有する全投資用ビル(※)を対象に、順次導入を進める。

日本生命は、東日本大震災の際、多くのテナントからビルの安全性についての問合せを受けた。また、2013年4月から、東京都では「東京都帰宅困難者対策条例」が施行され、各テナントは、発災後概ね3時間以内に建物への残留可否を判断し、従業員の一斉帰宅を抑制することを努力義務として課されており、こうした動きは全国的に広がりを見せている。このような背景から、日本生命では、発災時、各テナントに対し、より迅速かつ正確に建物の状況を把握し、情報の提供ができる体制を構築すべく検討を行ってきた。

※ 各ビルの特徴を踏まえ一部のビルでは「q−NAVIGATOR」以外の製品も検討する

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:29| 流通