2015年01月14日
【知 識】三井物産 マレーシア社と中国での油脂化学事業へ出資参画
三井物産は、マレーシアのパーム農園事業及び油脂化学業界大手であるKuala Lumpur Kepong Berhad（以下 KLK）と、同社が運営する中国の油脂化学事業に参画することで合意した。KLKよりKLK Premier Capital Limited（以下 KLKPCL）の株式の２０％を取得する契約を締結した。KLKPCLは、中国江蘇省張家港市で油脂化学製造販売事業を行っているTaiko Palm−Oleo（Zhangjiagang）Co．， Ltd．（以下 TPOZ）の株式を１００％保有する投資持株会社。
パーム油等の天然油を主原料として製造される油脂化学品は、洗剤や潤滑油原料として世界で約７兆円の市場規模を有し、年率４％強（中国では年率７％強）の成長が見込まれている。KLKは同業界世界最大手の一社で、成長市場である中国において２００４年にTPOZを設立し油脂化学製造販売事業を行っている。現在着手している第２期拡張計画完了後は、生産コストの効率化を図るとともに、付加価値の高い新規誘導品展開を行うことで競争優位性を更に高めることを目指す。
三井物産とKLKは、１９９１年からマレーシアで油脂化学製造販売事業を共同運営しており、今回の案件は中国における初めての共同事業案件となる。両社は、この事業を通じてパートナーシップを更に強化するとともに、成長する市場へのアクセスを強化し、油脂化学誘導体事業の展開を通じて事業基盤の拡張を推進する。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:33| 知識
