<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2014年12月16日

【環 境】大日本印刷 バイオマスプラスチックを使用した断熱紙容器を国内で初めて開発


大日本印刷は、植物由来原料の『バイオマテックRPETフィルム』とポリエチレン樹脂を使用した断熱紙容器『HI-CUP-Bio』を国内で初めて開発した。カップスープや縦型カップ麺などに適した容器として平成26(2014)年12月11日に発売した。

今回バイオマス度(※)20%のPETフィルムと同95%のポリエチレン樹脂の使用により、もともと植物を原料とする紙の外装部分を含めたすべての層で植物由来の材料を用いることになり、容器全体で95%以上のバイオマス度を達成した。

『HI-CUP-Bio』は、食品容器としての従来の機能を損なうことなく、原料を石油由来から植物由来に置き換えて石油使用量を削減することができる。製品のライフサイクル全体で環境負荷の低減効果を定量的に評価するLCA(Life Cycle Assessment)によると、当製品1個あたりのライフサイクルで、石油由来材料を使用した従来品と比較して、CO2排出量を約13%削減できることが分かった。

※バイオマス度
使用する原料全体の乾燥重量の中で、植物由来のバイオマス原料の乾燥重量が占める割合

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| 企業の取り組み 【機関別】