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2014年12月03日

【物流】 経済産業省 コンテナラウンドユース推進に向けた委員会を開催


平成26(2014)年11月27日、経済産業省は平成26(2014)年度次世代物流システム構築事業の一環として、国内海上コンテナ輸送を効率化するために「コンテナラウンドユース推進協議会設立準備委員会」を開催すると発表した。

現在、一般的に海上コンテナの陸送は、輸入では貨物の入った海上コンテナを倉庫等まで輸送し、貨物を降ろした後は空の海上コンテナを港に返却する。輸出はその逆で、空の海上コンテナを港から輸送し、倉庫等で貨物を詰めて再度港まで輸送している。物流的に非効率な空コンテナ輸送の対応策の一つに、内陸部のコンテナ置き場を活用し海上コンテナを関係会社間で効率よく融通し合う「コンテナラウンドユース」という取組みがある。港湾地区で発生している恒常的な渋滞は、コンテナラウンドユースに取組むことで渋滞緩和に一定の効果があるとされている。また、渋滞緩和だけでなく省エネ(CO2排出量削減)にも効果があるとされている。

同委員会ではコンテナラウンドユースの取組推進に向けて議論し、取組を通して港湾地区での渋滞緩和とCO2 排出量の削減を目指す。また、コンテナラウンドユース推進に向けて今後の更なる取組を念頭に、コンテナラウンドユースの現状把握・課題整理を行い、取組を推進する上での課題やその方策等の検討を行うとしている。

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投稿者:gotsuat 09:33| 行政関連