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2014年12月01日

【物流】物流連 ベトナムの物流実態調査を実施


日本物流団体連合会(物流連)は平成26(2014)年11月9日〜15日にかけて、ベトナムの物流実態調査を実施した。調査は国際業務委員会の取り組みの一環として行われたもので、同委員会の海外物流戦略ワーキングチームのメンバー4人が首都ハノイと南部の大都市ホーチミンを中心に実施した。

調査団は、物流を所管するベトナム交通運輸省運輸局や、物流団体であるベトナムロジスティクスビジネス協会などの団体を訪ね、ベトナムにおける物流インフラの整備状況や外資規制制度などの調査を行うとともに、ハノイ周辺の貨物駅やホーチミン周辺の高速道路、カイメップ・チーバイ港のターミナルなどの視察も行った。

ハノイ周辺では、空港から市内へ続く道路の新規建設が進む一方、主要港であるハイフォン港やカイラン港とハノイの間の道路改善が課題となっている。ホーチミン周辺では、2009年に稼動を始めたカイメップ・チーバイ港へのアクセス道路は整備されたが、市内へ続く道路に課題がある。

外資規制制度については、ベトナムがWTOに加盟してから7年経過していることもあり、同年1月からは利用運送事業や倉庫業でも外資100%出資が可能になった。それとともに、同月からは過積載の取締り強化や、車検の厳格化など、安全規制が強化された。

物流連はベトナムについて、「大手メーカーの進出がひと段落した状況だとされるが、人口約9,000万人を擁する大きな消費国としての可能性もある」としている。

なお、今回調査した内容は、平成27(2015)年3月までに取りまとめられ刊行される予定になっている。

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投稿者:gotsuat 09:43| 物流事業者