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2014年11月25日

【知識】富士通とビームス RFID活用で店舗スタッフ接客支援の実証実験開始


富士通は、ビームスが幅広い世代へ向けた業態「ビーミング ライフストア(B:MING LIFE STORE)」のららぽーとTOKYO−BAY店で、国内のアパレル・ファッション業界では初めての取り組みとして、RFIDを活用した新たな顧客体験を提供する実証実験を、2014年11月18日から実施している。

店舗には、RFIDリーダーを組み込んだ木に見立てたハンガーポールに、タブレットを嵌め込んだ鳥の巣箱を取り付け、服の止まり木をイメージした什器を設置する。実際に買い物をしている顧客は、興味を持った服をハンガーポールにかけるという自然な動作により、RFIDタグのついた商品を什器に近づけることになり、組み込まれたRFIDリーダーが商品を認識する。それにより、その商品が展開しているカラーやサイズ、特長、在庫情報やコーディネート例がタブレット画面上に表示されるため、店舗スタッフに確かめずとも、商品の詳細な情報を取得することが可能となる。

これにより、顧客には買い物の利便性だけでなく、商品との新しい出会い方を演出し、購買意欲の向上につなげるとともに、混雑時の店舗スタッフの接客支援による効率化を図ることができる。

また、どの商品がどのくらい情報閲覧されたかといったログが収集できるため、このシステムのさらなる活用により、今後の商品開発や店舗レイアウトなどのマーケティングに活かすことも可能である。

今後、富士通は、今回の実証実験の効果を測定し、「ビーミング ライフストア」における応用をビームスと検討していくほか、RFIDのみならずビームスが行う様々な先進的取り組みを継続的にサポートしていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:10| 知識