2014年11月06日
【環境】川崎重工 中国で環境配慮型ごみガス化システム「ＣＫＫシステム」６機を連続受注
川崎重工業と中国ＣＯＮＣＨグループ（※）との合弁会社である安徽海螺川崎工程は、中国において、同社とＣＯＮＣＨグループが共同開発した環境配慮型ごみガス化システム「ＣＫＫシステム（ＣＯＮＣＨ Ｋａｗａｓａｋｉ Ｋｉｌｎ Ｓｙｓｔｅｍ）」６機を連続受注した。 ＣＫＫシステムは、川崎重工が長年磨きあげてきたごみ処理技術およびセメントプラント技術と、ＣＯＮＣＨグループのセメントプラントにおける運転ノウハウを融合させることにより実現した世界初の環境・省エネルギーシステムである。既存のセメントプラントにごみ焼却炉を併設することにより、セメント生産工程とごみ処理工程を一体化させ、ごみの無害化・減量化・再資源化を図る。 同システムは、ごみや下水汚泥をガス化し、そこで得られる熱エネルギーをセメント生産工程で有効利用することにより、同工程で使用される石炭などの化石燃料およびＣＯ２排出量を削減することができる。ごみ・下水汚泥をガス化した後の灰などはセメントの原料として再利用できるため、従来のごみ焼却処理に必要な焼却灰の最終処分が不要で、完全なゼロエミッションを実現する。また、ごみ処理の際に発生するダイオキシン等の有害物は、セメント焼成工程において無害化されるため、有害物処理専用の設備を必要としない。 ※ＣＯＮＣＨグループ 中国最大手で世界有数のセメントメーカーであるＣＯＮＣＨセメントを傘下に持ち、セメントや建材、貿易等の事業を展開している企業集団
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:20| 企業の取り組み 【機関別】
