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2014年10月29日

【物流】国交省 第2回鉄道貨物輸送における偏積対策に関する検討会


国土交通省は、平成26(2014)年10月27日、第2回鉄道貨物輸送における偏積対策に関する検討会を開催した。

同検討会は、平成24(2012)年4月26日に江差線泉沢駅〜釜谷駅間において発生した、貨物列車の脱線事故について、原因とされるコンテナ内の積荷の偏積を防止するための有効な方策を検討することを目的としており、今回で2回目の開催となる。

議事内容として、下記の内容について説明および質疑応答が行われた。

(1)JR貨物における対応として、重量計による重量バランス測定及び輪重測定装置の
  技術開発の状況など
(2)利用運送事業者における偏積対策の取組みとして、全国通運連盟主催による
  研修会の実施及び養生資材の導入などの対策概要など
(3)他モード貨物輸送における偏積対策について、国際海上コンテナの陸上における
  安全輸送ガイドライン及びマニュアル

議事内容における主な意見については下記の通り。

(1)重量計による測定等は、コンテナ内の偏積の有無を確認する手段として有効である。
  引き続き偏積が発生しやすい貨物の実態など、情報を共有し適切な積付方への
  反映等の方策に活用していくことが重要
(2)輸送品質向上の観点から、養生資材に積載貨物の固定は有効。
  引き続き、養生資材の導入支援を図っていくことが重要
(3)コンテナ内で偏積が発見された場合における関係者間の連絡調整について、
  改めて確認することが必要

尚、次回会議については、平成26(2014)年内を目途に開催されることとなっている。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連