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2014年10月10日

【知識】はてなとIDCフロンティアが業務提携

はてなとIDCフロンティアは業務提携する。この業務提携により、IDCフロンティアの提供するクラウドサービスが、はてなの提供するシステム開発者向けのクラウドパフォーマンス管理サービス「Mackerel」(マカレル)に対応し、はてなはIDCフロンティアのクラウドサービス利用者向けに特別プランを提供する。Mackerelにおける国内のクラウドサービス事業者との連携は今回が初めてとなり、2014年10月15日から提供を開始する。

はてなのMackerelはクラウドのサーバーを簡単に使え、1台から数千台まで効率良く管理でき、各種運用ツールと組み合わせることもできる、新世代のクラウドパフォーマンス管理サービスで、Mackerelを使うことにより、IDCフロンティアのクラウドサービス利用者は、複数のサーバーをアプリケーションやデータベースなどの役割ごとにリソースや稼働状況を視覚的に把握することができ、システムの負荷に応じた拡張や縮退など、他のクラウドサービスも含めたインフラの統合管理や運用ができる。またMackerelの通常プランではサーバー台数5台までのところ、対応するIDCフロンティアのクラウドサービス利用者は、サーバー台数無制限でMackerelを利用できる。

昨今、クラウドサービスの利用が拡大する中で、複数のクラウドを組み合わせ、用途に応じて使い分けるマルチクラウドでの利用が拡大している。その反面、システム管理者はサーバーの管理が煩雑となり、実行環境ごとの監視システム構築や、複数の管理・操作方法が存在することによる管理負荷の増大が課題となっている。

このような状況の中、IDCフロンティアは、単一のクラウド提供事業者に大きく依存する利用形態ではなく、複数のサービスを組み合わせてシステムを構築するオープンな利用を推奨している。今回の業務提携ではてなが提供するMackerelに対応することにより、ユーザーインターフェースの統一による管理手法の集約や運用負荷の削減など、サーバーの運用で欠かせないモニタリングツールを中心とした、利用者主体のエコシステムを推進することで、これらの課題を解決する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 知識