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2014年10月08日

【物流】国交省 第4回物流政策アドバイザリー会議を開催

平成26(2014)年9月30日、国土交通省は第4回目となる物流政策アドバイザリー会議を開催した。本会議では、日本貨物鉄道(JR貨物)に対して国際海上コンテナ輸送の取組などのヒアリングが行われた。

JR貨物は国際物流への取組みの一例として「Sea&Railサービス」を紹介した。これは12ftコンテナと海上コンテナにより鉄道網と外交フェリー・RORO船を結ぶ高速国際一貫輸送で、@船より速く、エアーより安い、A定時安定性+小ロット輸送(12ftコンテナ)、B国内の顧客拠点を幅広くカバーしている、といった点を特徴とした。課題には、内貨輸送が主流であることや現地通関の迅速化+現地配送・保管業務網の構築などを挙げた。

また、海上コンテナ輸送への取組みには「盛岡モデル事業」を紹介。これは国際戦略港湾である京浜港の後背地となっている東北地方の内陸部への輸送をモーダルシフトし、20ftや40ftGPなど国際規格を持つ海上コンテナを直接鉄道輸送へ転換するというもの。京浜港の集荷力強化とモーダルシフトを目的としているが、収益の改善やコンテナマッチングの促進を主な課題とした。

会議では国際コンテナ貨物に対する取組みの基本方針がまとめられ、「トラック、内航船以外の輸送モードの荷主への提供」「コンテナドレーのドライバー不足、環境等の課題解決への貢献」などを示した。

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投稿者:gotsuat 09:36| 行政関連