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2014年09月29日

【環境】Honda 岩谷産業とさいたま市との共同で世界初のパッケージ型「スマート水素ステーション」設置



平成26(2014)年9月18日、さいたま市見沼区の「さいたま市東部環境センター」で、「スマート水素ステーション」の引き渡し式が開催された。

この「スマート水素ステーション」は、コンプレッサーを使わずに高圧水素を製造するHonda独自の「高圧水電解システム」と、水素のトップサプライヤーである岩谷産業の技術を組み合わせて作られたパッケージ型の水素ステーションである。その特徴は、水素製造から充填までの主要構成部位を世界で初めてコンテナサイズの小型パッケージに収めたことである。あらかじめ工場で組み立てたステーションをトラックで設置場所へ輸送することが可能となり、設置工期約1日(基礎工事除く)という短期設置が実現できた。水と電気を接続すればすぐに水素製造が可能になる。

 水素製造能力は1日1.5kgで、これは年間に換算するとFCXクラリティなどの燃料電池電気自動車(FCEV)が5万km走行できる量に相当する。またパッケージ内には92L×8本の水素貯蔵ボンベを備え、合計約18kgの水素を貯蔵することができる。

 また、FCXクラリティの外部給電機能を使えば、この約18kgの水素で一般家庭1カ月分の電力にあたる270kWh以上の外部出力が可能で、これは災害時の非常用電源としても使用することができる。

 使用方法としては、タッチパネルの指示に従って必要事項を入力し、静電気除去シートにタッチし、充填ノズルを充填口に差し込めば2〜3分で充填が完了する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:57| 企業の取り組み 【機関別】