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2014年09月17日

【物流】平成26年7月分 内航海運における輸送動向調査結果



 日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年7月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するため、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年7月の実績値における貨物船の輸送量は、前年同月比98%の18,688千トンとなった。
品目別輸送量(対前年同月比で増加したもの)
・燃料(石炭、コークス)…119%:他燃料からのシフトや夏季の需要増が影響
・セメント…106%
品目別輸送量(対前年同月比で減少したもの)
  ・原料(石灰石、スラグ等)…89%:セメント原料の石灰石輸送が減少
  ・自動車…96%:軽自動車の販売が減少
  ・雑貨…98%:台風発生の影響
  ・鉄鋼…99%:荷動きの変動が微動
品目別輸送量(対前年同月比で変動のないもの)
  ・紙・パルプ…100%:輸送は順調だが、増税前駆け込み需要の反動、新聞の販売不振

また、同年7月の実績値における油送船の輸送量は、黒油(電力需要)の需要減や白油(ガソリン)需要の低迷が続いた影響で、前年同月比97%の10,646千klであった。
品目別輸送量(対前年同月比で増加したもの)
 ・耐腐食(硫酸、苛性ソーダ等)…110%
品目別輸送量(対前年同月比で減少したもの)
 ・高圧液化(LPG、塩ビモノマー等)…89%
  ・黒油…94%:需要減少
  ・ケミカル…98%
  ・白油…99%:需要低迷
品目別輸送量(対前年同月比で変動のないもの)
  ・高温液体(アスファルト、硫黄等)…100%

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:17| 物流事業者