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2014年09月16日

【アジア】三菱電機 カタールの通信衛星「Es’hail2」を受注

 三菱電機は、カタールの国営衛星通信事業者であるEs’hailSat(エスヘイルサット)社から、通信衛星「Es’hail2」を受注した。衛星本体に加えて、地上局と技術者へのトレーニングサービスもあわせて提供する。
 日本の衛星メーカーとして、アラブ諸国から人工衛星を受注したのは初めてとなる。

 今回受注した「Es’hail2」は、2016年末に打ち上げが予定されている。打ち上げ後は東経26度に位置し、中東・北アフリカ地域のアルジャジーラやべインスポーツといった大手放送局の直接放送サービスや政府向け通信サービスなどに加えて、世界で初めて静止軌道上からのアマチュア無線サービスに利用される予定である。

 「Es’hail2」は、三菱電機の標準衛星バス「DS2000」を使用した衛星としては16機目、商用通信衛星としては5機目となる。そのうち3機(※)が軌道上で運用中であり、これら軌道上での高い信頼性と品質の実績により今回の受注に至った。この「DS2000」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)のデータ中継試験衛星「こだま」や技術試験衛星VIII型「きく8号」をベースに開発したものである。

 ※1:スーパーバードC2号機(スカパーJSAT)、ST−2(シンガポール/台湾)、Turksat−4A(トルコ)


※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:43| アジア