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2014年09月08日

【アジア】旭硝子 インドネシアでのフロートガラス生産体制強化で生産窯を新設



 AGCは、インドネシア同社連結子会社のアサヒマス板硝子社(以下、AMG社)に約160億円を投じて、ジャカルタ工場のフロート窯1基に替わる最新鋭の生産窯を新設することを決定した。新窯はジャカルタ近郊のチカンペック地区のAMG社自動車ガラス加工工場(チカンペック工場)近接地に建設し、2016年第3四半期に量産を開始する予定。従来よりも40%生産能力を増強した新窯の設置により、同社のフロートガラス生産体制を強化する。

 AMG社は、ジャカルタ工場およびシドアルジョ工場それぞれにフロート窯を2基保有(生産能力合計:年間57万トン)し、建築用及び自動車用ガラスの素板となるフロートガラスの生産を行っている。インドネシアでは、堅調な経済成長を背景として、建築用及び自動車用ガラスの継続的な需要拡大が見込まれており、旺盛な需要に対応できる競争力の高い生産体制の構築が必要である。
 また、ジャカルタ市都市開発計画では、ジャカルタ工場の用地指定が将来的に商業用地に変更されることとなっており、同計画への対応も求められている。

 このような状況の下、今般、AMG社では、フロートガラス生産体制強化の一環として、ジャカルタ工場のフロート窯1基を停止し、チカンペック工場の近接地に、建築や自動車用途などの多品種に対応可能な最新鋭窯を1基建設することとした。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:18| アジア