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2014年08月18日

【環境】三機工業、三重中央開発、極東開発工業、簡易移送型トランスヒートコンテナを用いた実証試験を開始

三機工業、三重中央開発、極東開発工業は、簡易移送型トランスヒートコンテナを用いた実証試験を三重県内にて開始したと発表した。実証試験は、三重県伊賀市内にある「三重中央開発株式会社エネルギープラザ」にて発生する焼却排熱を同コンテナへ蓄熱し、産業廃棄物収集運搬車として利用される脱着ボデー車へ積載、約10km離れた温泉宿泊施設「ヒルホテルサンピア伊賀」まで輸送し、給湯用の熱源として利用している。

同コンテナは、従来のトランスヒートコンテナに比べ、総重量を10トン以下に小型化し、脱着ボデー車での輸送を可能とすることで、廃棄物収集ネットワークの中に排熱供給事業を組み込むことができ、効率的な熱輸送によるランニングコストの低減、小型化、簡易化による従来のインフラを利用したイニシャルコストの低減を図り排熱を利用しやすくすることで、温暖化ガス削減に貢献することを目的としている

3社は、平成23(2011)年度の環境省地球温暖化技術開発等事業において「簡易移送型潜熱蓄熱システムの開発」として採択され、3年の開発期間を経て平成26(2014)年4月より実証試験を開始している。また、同年9月末に実証試験を終了し、10月より普及に向けた営業を開始する予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:28| 企業の取り組み 【機関別】