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2014年08月04日

【物流】国交省 「海事レポート2014 船が動く。世界が動く。」を発行



 平成26(2014)年7月25日、国土交通省は「海事レポート2014 船が動く。世界が動く。」を発行した。これは、海事行政の幅広い各分野について各種データと現状分析を行い、政策課題への対応をまとめたもので、「海事局最前線」「第1部 海事行政の重要課題」「第2部 海事の現状とその課題」で構成されている。

 「第1部 海事行政の重要課題」の中では、内航海運の基盤強化への取組を紹介。内航海運を日本の経済活動を支える基幹的な物流産業と捉え、トラック運転手不足や環境保全を考慮してモーダルシフトへの取組を推進しているとした。また、中小零細事業者が99%を占める内航海運の競争力強化、持続可能なサービス確保の実現に向けて、内航海運事業者の競争力向上と零細性の克服の必要性を強調した。その対策として、船舶管理会社を中心としたグループ化・集約化の取組を推進することで、スケールメリットを活かした管理コストの削減や、効率的な⼈材育成等を図っているという。

 「第2部 海事の現状とその課題」の中では、平成25(2013)年度の外航海運は主に米国などの先進国の景気回復の影響を受けて全体的には海上荷動きが増加するなど、事業環境の改善が見られた。また、世界における平成25(2013)年度の港湾コンテナ取扱量をランキングで公表した。日本は前年度よりもひとつ順位を上げたものの、東京湾が28位にとどまるのみとなった。1位は中国の上海港であった。

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投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連