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2014年07月18日

【物流】JR貨物 平成26年度第1−四半期の輸送動向発表


 平成26(2014)年7月16日、日本貨物鉄道は平成26年度第1−四半期の輸送動向を発表した。

 これによると、第1−四半期は6月中旬に発生した大雨による運転規制や人身事故、高速貨の脱線事故が次々と起きた影響を受けて、高速貨が170本、専貨が1本運休した(前年の同期間では、高速貨が142本、専貨が2本運休した)。

荷動きについては、消費税増税前の需要急増の反動が一部あったが、景気回復や円安により国内生産が堅実に推移したことから、全体では前年を上回る推移となった。

コンテナ貨物は、全体では5,189千トン(前年比102.9%、144千トン増)となった。中でも、円安による国内供給の増加により紙・パルプが817千トン(同108.1%、61千トン増)、5月の気温上昇に伴い主に清涼飲料水の発送が好調となった食料工業品が845千トン(同105.6%、45千トン増)となり、増送となった。一方、消費税増税による販売低下や現地調達化の進展により自動車部品が186千トン(同85.6%、32千トン減)、災害廃棄物の輸送終了が影響しエコ関連物資が95千トン(同83.3%、19千トン減)となり、減送となった。

車扱貨物は、全体では1,794千トン(前年比92.1%、154千トン減)となった。中でも、消費税増税前に前倒しで出荷した反動や、増税後の需要低迷、北海道での輸送が終了したことなどから石油が1,167千トン(同91.9%、103千トン減)となった。

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投稿者:gotsuat 09:03| 物流事業者