<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2014年07月15日

【物流】平成26(2014)年5月分 内航海運における輸送動向調査結果を公表

日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年5月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するため、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年5月の実績値のおける貨物船の輸送量は、17,510千トン(前年同月比100%)となった。前年同月比で増加している品目順にみると、自動車(同110%)は、消費税増税前の駆け込み需要の積み残し輸送で増加、セメント(同109%)は、復興需要、民需、官需の高まりにより前年比で増加傾向が続いている。雑貨(同104%)は、消費税増税後の反動減があるなか、輸出向けの自動車関連部品等の輸送で増加となった。鉄鋼(同101%)は、前年同月並となり、原料(石灰石、スラグ等) (同93%)は、減少となった。紙・パルプ(同92%)は、消費税増税後の反動減で減少、好調の続いた燃料(同75%)も、火力発電の定修等により減少した。

また、同年5月の実績値における油送船の輸送量は、10,086千kl(前年同月比101%)で、「エネルギー供給構造高度化法」による国内転送の増加等により、前年を上回った。輸送品目別にみると、耐腐食(硫酸、苛性ソーダ等)は同109%、白油は同104%、高圧液化(LPG、塩ビモノマー等)は同100%、黒油、ケミカルは共に同97%、高温液体(アスファルト、硫黄等)は同95%となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流事業者