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2014年07月10日

【物流】 国交省 自動車運送事業等における労働力確保対策

国土交通省は自動車運送事業等で深刻化している人材不足に対し、「トラック産業の健全化・活性化に向けた有識者懇談会」等で労働力確保対策を議論してきたが、今般その結果を取りまとめた。

これによると、自動車運送事業等は中高年層の男性が労働力の中核を担っており、現役世代の引退後には深刻な労働力不足となる恐れがある。さらに、業界は不規則・長時間・力仕事といった性質が強く、女性や若者が就労しにくい状態であった。

そこで将来的な労働力不足に備えて、女性や若者への戦略的なリクルートや長く働けるような労働環境の改善等による「採用から定着まで一貫した取組」、中継輸送の導入や女性向け短時間勤務の導入等による「“働き方”を変える抜本的な取組」、効率的な運転者の運用や非効率な商慣習の是正による「労働生産性を向上させる輸送効率化の取組」を3本の柱とし総動員で取り組むとした。また、国からは先進事例を収集・整理して事業者への普及を図り、“働き方”の事業モデルの構築を支援する。

これらの取組により、荷物の都合に人を合わせる従来の「働き方」から、人の都合と荷物の都合をマッチングさせる、人にやさしい「働き方」への転換を目指すとした。

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投稿者:gotsuat 09:40| 行政関連