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2014年07月08日

【物流】 トラック輸送情報(平成26年4月分)

平成26(2014)年7月4日、国土交通省は平成26(2014)年4月分のトラック輸送情報を発表した。

これによると、特別積合せ貨物(調査対象24社)の4月の輸送量は5,321,667トンで、前月比では87.2%(季節調整済み87.1%)の約780千トン減、前年同月比では96.3%の約207千トン減となった。また、宅配便貨物(調査対象14社)の取り扱い個数は約277,649千個で、前月比では91.2%(季節調整済み89.8%)の約26,814千個減、前年同月比では97.6%の約6,901千個減となった。

品目別及び地域別輸送状況(調査対象25社)によると、前月比では多くの事業者が全品目において輸送量が減少したと回答した。減少要因には、工場・生産地からの貨物減が「金属製品」、「機械」、「化学工業品」、「繊維工業品」、「日用品」で、倉庫からの貨物減が「機械」、「化学工業品」で、季節的需要減が「日用品」、「その他」で見られたことが挙がった。前年同月比でも、多くの事業者が全品目において輸送量が減少したと回答した。減少要因には、工場・生産地からの貨物減が「金属製品」、「機械」、「食料工業品」、「日用品」で見られたことを挙げた。地域別で見ると「金属製品」が北陸信越と中部、「日用品」が関東地方で減少したという。

一方、一般貨物(回答事業者825社)の4月の輸送量は、前月比92.1%、前年同月比101.8%であった。中でも近畿地方では、対前月比96.3%、対前年同月比104.1%であった。事業者の中には、工場・生産地からの貨物増や新年度への移行による需要増が影響し「その他の化学工業品」の輸送量が増加したと回答したところがあった。一方、消費増税前の需要増の反動で「日用品」が、決算後の出荷減少により「機械」の輸送量がそれぞれ減少したと回答したところがあった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:49| 行政関連