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2014年07月02日

【流通】アフリカ開発銀行と野村證券 国内の個人投資家を対象に食糧安全保障債を販売

アフリカ開発銀行(以下 AfDB)と野村證券は、国内の個人投資家を対象とするAfDB食糧安全保障債の販売を決定した。今回発行されるのは、期間3年のブラジルレアル建債券で、野村グループが引受・販売をおこなう。この分野におけるAfDBと野村證券の連携は初めて。

アフリカは、農業分野で大きな可能性があるにも関わらず、いまだに年間300億米ドルの食糧を輸入している。AfDBでは、貧困削減と経済成長という目標を達成するためにアフリカ域内加盟国を支援する方法として、農業および食糧安全保障分野でのポテンシャルを非常に重視しており、農業の生産性および食糧安全保障の総合的な強化を通じて、アフリカ村落部の人々の暮らしを改善することができると考えている。AfDBは、農作物を安定的に収穫するための村落部のインフラ(村落部における道路、灌漑、電気、貯蔵施設、市場へのアクセス、自然保護のシステム、供給ネットワークなど)への投資を継続することで、アフリカ諸国の農業の生産性と競争力を高める支援をしていく。AfDBは、同行の融資基準に従って、食糧安全保障債を通じて調達された手取金と同額を食糧安全保障事業に充当すべく、最善の努力を行う。

野村グループは、リスクに見合ったリターンを生み出すとともに社会および環境課題を解決することを目的とした社会貢献型投資の拡大を促進してきた。AfDB食糧安全保障債の引受・販売においても、投資を通じて社会に貢献したいという投資家の願いと、アフリカ諸国で推進される食糧安全保障問題に対応するプロジェクトの資金需要との橋渡し役を担っている。

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投稿者:gotsuat 09:51| 流通