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2014年06月19日

【物流】平成26(2014)年4月分 輸送動向調査結果を公表



日本内航海運組合総連合会は、平成26(2014)年4月分の内航海運の輸送動向調査結果を公表した。同調査は、国内の海上荷動量の実態を把握するため、内航海運の貨物船・油送船の主要元請オペレータ60社の輸送量(内航海運輸送全体の80%以上を占める)について、毎月末調査を行っているものである。

これによると、同年4月の実績値のおける貨物船の輸送量は、18,657千トン(前年同月比111%)と前年を上回った。前年同月比で増加している品目順にみると、セメント(同120%)は、復興需要、民需、官需の高まりにより前年比で増加傾向が続いており、燃料(石炭、コークス)(同119%)も、前年を大きく上回った。鉄鋼(同116%)は、昨年1月〜3月のように前年同月比増の流れを引継ぎ、4月も増加傾向にある。自動車(同115%)、紙・パルプ(同106%)、雑貨(同101%)は、消費税増税前の駆け込み需要の積み残し輸送で好調となった。原料(石灰石、スラグ等)(同102%)は、工場の定修等の影響があったが前年比増加となった。

また、同年4月の実績値における油送船の輸送量は、10,614千kl(前年同月比104%)で、「エネルギー供給構造高度化法」による国内転送の増加等により、前年を上回った。輸送品目別にみると、高圧液化(LPG、塩ビモノマー等)、耐腐食(硫酸、苛性ソーダ等)(共に同113%)、黒油(同105%)、白油(同103%)、高温液体(アスファルト、硫黄等)(同97%) 、ケミカル(同92%)となった。

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投稿者:gotsuat 09:36| 物流事業者