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2014年06月13日

【環境】コカ・コーラシステム、約80万台の自販機対象に輪番で冷却を停止して電力削減

日本コカ・コーラと全国8社のボトリング会社等で構成する日本のコカ・コーラシステムは、今夏の自主的な節電対策として、約80万台の飲料自動販売機を対象に、輪番で冷却停止をし、平成25(2013)年夏に続き平成22(2010)年夏の最大使用電力と比べて、電力を15%削減する。併せて、平成25(2013)年から全国で展開している省エネ型の「ピークシフト自販機」の設置を拡大し、さらなる省エネを図る。

輪番による冷却停止は、缶・PET自販機を6つのグループに分け、沖縄県を除く全国で、平成26(2014)年7月1日から平成26(2014)年9月30日の午前9時〜午後8時に冷却運転を順番に止め、午後1〜4時の3時間は全ての自販機を冷却停止する。この取組みは東日本大震災が起きた平成23(2011)年の夏に開始し、同年夏は約33%、平成24(2012)年と平成25(2013)年の夏は15%の電力を削減しており、平成26(2014)年夏も同水準を目指す。

ピークシフト自販機は、冷却用の電力を電力使用がピークになる日中から、比較的電力に余裕がある夜にシフトする仕組みとなる。平成26(2014)年4月に施行された「改正省エネ法」では、午前8時〜午後10時の時間帯における電気需要の平準化が求められるが、同機は、それより長い午前7時〜午後11時の時間帯で、最長16時間冷却を停止して、電力を最大時95%削減。輪番による冷却停止を上回る電力削減効果を実現しながら、常に適温で飲料提供ができる唯一の自動販売機となる。さらに、冷媒には地球温暖化への影響が少ない自然冷媒CO2ノンフロンを使用。平成25(2013)年は、目標にした2万5000台を超える2万8000台を導入し、今年はさらに4万5000台を追加設置する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 10:40| 企業の取り組み 【機関別】