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2014年06月10日

【物流】第3回「物流アドバイザリー会議」を開催



 平成26(2014)年5月29日、国土交通省は第3回目となる「物流アドバイザリー会議」を開催した。

 これまでの会議では、トラック運転手不足に向けた対策や日本の産業競争力の強化を踏まえた上で、鉄道等の大量輸送機関へのモーダルシフトの推進や物流政策の課題と方向性などについて議論され、「モード横断的な物流政策の実現に向けて、具体例に則して改善策を議論していくことが有効」とされた。

 同会議では、鉄道を使った大量輸送機関の活用による輸送システムの改善パッケージとして、鉄道利用によるスムーズな海上コンテナ輸送、輸送障害発生時の代行用車両や荷役機器の確保といった「鉄道輸送の支障解消と接続改善」、混載便の活用や土休日の利用促進を用いた「コンテナの輸送効率の向上」、エコレールマークの普及促進による「鉄道輸送への消費者の理解増進」の3点を挙げた。

 また、内航の分野ではモーダルシフトに資する船舶の建造推進やトラックの無人航送推進など、トラックの分野ではトラックによる海上コンテナのラウンドユースを改善例として紹介した。

 参加者の中からは、「世界標準にあわせて40ftコンテナを標準化すべきである」、「船会社ごとにコンテナをインベントリしている縦管理を考慮した上で、コンテナをラウンドユースする際の品質やコストの責任の所在がどこか議論する必要性がある」、「ドライバー不足により、トラック輸送から鉄道輸送・内航海運にシフトする傾向は強まると思うが、船舶は輸送時間、荷役、待機時間、船舶不足等の懸念がある」といった意見が出た。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:46| 行政関連