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2014年06月02日

【物流】国交省 トラック産業の健全化・活性化に向けた有識者懇談会を開催



 国土交通省は平成26(2014)年5月20日トラック産業の健全化・活性化に向けた有識者懇談会の第2回会合を開催し、トラック運送業における下請・荷主適正取引推進ガイドラインの改定について検討した。

 前回の会合では、適正価格による取引について、「国内の高い物流コストや商慣行にまで踏み込んで改善する必要がある。」という意見や、「追加サービスや待ち時間に見合った料金を収受できる関係を荷主との間で構築できるよう誘導する必要がある。」という声があがった。そのため今回の会合では、これらの意見を反映させるため、制定から6年が経過したガイドラインを初めて改定する方針だ。
 
 トラック業界では荷主のニーズに応えることを重視するあまり、過剰な輸送サービスを提供する傾向があり、結果的に安全を阻害する要因となっているという指摘がある。適正な運賃の収受を支援するため、下請・荷主適正取引推進ガイドラインにおける問題となる行為類型例に「商習慣によるトラック事業者への待機時間のおしつけ」など加える他、書面化推進ガイドライン等を踏まえた適正な取引の確保を付け加えることが検討された。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:36| 行政関連