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2014年05月29日

【物流】農水省 食品産業の海外展開に向けた検討会を開催



平成26(2014)年5月15日、農林水産省は第2回グローバル・フード・バリューチェーン戦略検討会を開催した。

同検討会では、今後急成長することが予測される世界の食品市場を取り込み、日本の食産業の海外展開と途上国等の経済成長を実現するため、ターゲット市場に応じた戦略と、高品質・健康・安全等の日本の「強み」を活かした官民連携によるフード・バリューチェーンの構築促進の重要性が指摘された。

流通・インフラの分野では、アジア新興国での流通・販売網の構築や、コールドチェーン等のインフラ整備や現地サプライヤーとの提携等を課題とした。特に、輸送時にコンテナの電源が落ちたり、検疫過程でコンテナが放置されていたりなどする海外では、コールドチェーンを途切れさせない対応が必要であるとしている。また、農産物を流動化させるために、流通ネットワークの構築や、温度管理と加工ハブ等が輸出入ともに必要であることを挙げた。

同会に参加した企業の中には、途上国市場に参入したある飲料企業が、物流インフラが未整備の国々において、小型物流センターの設立で製品を流通させ、小型車等の活用により狭い道幅や店舗スペースの問題を解決したことなどを事例として紹介したところもあった。

今後は、平成26(2014)年5月中に検討会を取りまとめる予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 08:47| 行政関連